『シネマの天使』完成披露上映会に行ってきました!
今日は映画『シネマの天使』完成披露上映会に行ってきました!
広島県福山市に実存した122年もの歴史を持つ映画館「シネフク大黒座」
映画はこの大黒座の閉館を機に製作され、老舗映画館とそこで働く人々、観客の閉館に向かうドラマが描かれています。
撮影場所は幕を閉じた大黒座を主にオール広島ロケ。
映画に出てくる閉館セレモニーや工事には実際の映像が使われ、また館内の壁に観客が残したメッセージも全て本物だとか。
映画と映画館への沢山の愛にふれることができる作品です。
映画館の思い出を問われたヒロインの藤原令子さん。
『子供の頃は映画館が遠くあまり行く機会がなかったので、大黒座が忘れられない映画館になりました』と初主演でとにかく一生懸命だったと撮影を思い浮かべながら話す姿がとても印象的でした。
相手役の本郷奏多さんも実は普段、あまり映画を観る機会がないそう。
ただ自身が映画に出る立場として『今まで自分の仕事がどのように届いているのか自信がもてなかったが、この作品の中の人達のように映画や映画館を愛し必要としている人達がいることがわかったことが嬉しい』と感謝を伝えながら役者としての使命を胸に刻まれているようにみえました。
謎の老人役ミッキー・カーチスさんは、映画で使われていたステッキを持っての登壇。
立っているだけでオーラーが。かっこいいー!
けど、話すととても気さくで面白いのです。
そして映写技師の阿藤快さん
ムードメーカーの阿藤さんのお話しが始まると常に笑いが起きます。
舞台となった福山市は以前、撮られた映画の舞台でもあってとても『縁』を感じている土地なのだとか。そしてその時に大黒座のオーナーにも実際、会った事があったそうで今回、更に『深い縁』を感じたそうです。
登壇された皆さんのお話を聞いた後
大ヒット祈願にと広島から届けられた特製饅頭を皆で食べるという面白い演出が!
和菓子の苦手な本郷さんを笑いながら心配するキャスト陣。
本郷さんは「広島の方が一生懸命作ってくれたんですからー!」と一口食べ「おいしいなーー!」
意を決して食べる姿に客席からは笑いが。
本郷さん曰く「珍しく1人も悪いやつの出てこないとてもハートフルな映画」を表すかのようなとても温かく楽しい舞台挨拶でした。
最後に時川監督は『大黒座は無くなっても映画として皆さんの心に残すことができたら嬉しい』と作品への思いを熱く語られていました。
小さな映画館が次と閉館していく昨今。
もちろんシネコンは便利なのですが、よく通っていた映画館が閉館したと聞くとやはり寂しいものです。
大切な映画や映画館の思い出と一緒にこの作品を楽しむのもいいかもしれません。
『シネマの天使』
10月31日(土) 広島先行公開
11月 7日(土) ヒューマントラスト渋谷他 全国ロードショー
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