【工場の祭典】ぐい呑み作りました!@玉川堂
今回の「工場の祭典」でとても楽しみにしていた事。
玉川堂(ぎょくせんどう)さんでのぐい呑み作り!
玉川堂さんの銅器と言えば一生もの。
と言うより親から子へ、子から孫へと代々引き継がれていくもの。
はー、眺めているだけで、うっとり。
無形文化財にもなっている槌起銅器。
こういう機会でもないと直接職人さんから教えて頂けるなんてまずありません。
ところで「槌起銅器」って皆さんご存じですか?
言葉の通り金槌で打ち起こしながら作られる銅器です。
下段が「ぐい呑み」ができる過程。
左の一枚の銅板を打って打って作りあげていきます。
打つ道具も沢山用意されています。
下の写真は鳥口(とりぐち)と言って打つ時に銅器をひっかけるもの。
玉川堂さんのオリジナルで器の形状によって変えていくそうです。
さて、道具の説明や工程を聞いて
ぐい呑み作りスタートですーーー!!!
職人さんを真似て打ちます。
打ちます!
これ、職人さんがやると簡単そうなのですが
実際にやってみると、、、撃沈。
狙ったところを打てないし
打てば打つほど
形がドンドン歪に、、、^^;;;
でもご安心下さい。
どんな形になっても手直ししてくれます。
本当に、本当にどんな形になっても!
職人さんて、すごいよぉ!!!
この「打つ」という作業は、のばすのではなく銅を縮めていくもの。
途中、「なめす」と言って
縮んで固くなった銅をバーナーで熱し柔らかくします。
そしてまた打ちます。
お昼休憩を入れて朝10時から14時くらいまで
この過程を繰り返していきます。
だんだんね、腕がぷるぷると。笑。
ワークショップ作業中も沢山の方が見学に訪れていました。
ワタシ達は黙々、粛々と打っています。
そして、そして、とうとう最後の段階に^^
模様を入れる箇所にえんぴつで印を。
ね、ね、ね、すごいでしょ?
あの丸い平板がここまで!
うんうん。この美しい丸み。
ほぼ職人さんの力です。爆。
模様をいれる位置に印はつけたけど
うーん、できることなら打ちたくないよー。
形が崩れるぅ、、、
(結局、崩れて…また直してもらった、、、^^;;;)
そして最後に色をつけ、磨いて完成!!!
参加者全員の作品。
一つとして同じものはありません!
ああ、本当に嬉しいーー!!!
こういう作業に参加すると、なんだろ。
目にみえないものの重みを感じますね。
伝統や技ってわかりづらいでしょ。
玉川堂さんでは「やかん」が作れるようになって一人前と認められるそう。
分業ではないので全ての過程を1人で。
そこまでになるには早くても10年はかかるのだとか。
その積み重ねられた「技」を目の当たりにできたという貴重な体験。
もう「すごい」の言葉しか出ません。感動です。
大切に使いたいと思います!!!
959-1244
新潟県燕市中央通り2丁目2-21
TEL 0256-62-2015
FAX 0256-64-5945
【営業日】 平日 8:30 - 17:30
【定休日】 日曜日、祝日
工場見学は予約なしでできるそうですよ^^
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